2022年宝塚歌劇各組新体制への期待!「宝塚イズム44」17日発売!
宝塚歌劇の愛ある評論誌「宝塚イズム44」(青弓社刊、薮下哲司、橘涼香編、著、定価1600円+税)が17日から全国大型書店で発売されます。
前年に引き続き宝塚歌劇は、コロナ禍で公演の延期、中止が断続的に続いた2021年でしたが感染防止に最大の注意を払いながら公演を継続、生オーケストラや新人公演の再開と後半はなんとか通常に近い形態に戻りました。
そんななか雪組の望海風斗、真彩希帆、月組の珠城りょう、美園さくらの両トップコンビが退団して雪組が彩風咲奈、朝月希和、月組が月城かなと、海乃美月の新トップコンビが誕生、一方、花組の柚香光と宙組の真風涼帆の両トップが、それぞれ星風まどか、潤花と新たな相手役を迎え、星組も二番手の愛月ひかるの退団で礼真琴、舞空瞳に続く新体制が敷かれようとしています。
2022年の年頭を飾る「宝塚イズム44」は、ずばり各組の新体制への期待と今後についての考察からスタートします。年頭に発表された月組・暁千星の星組への組替えは締め切りの関係で触れられませんでしたが、2022年の各組新体制への熱い期待が行間からにじみでる読み応えのある各組論が展開されています。
小特集は、宝塚をそして男役を心から愛しぬき、二枚目から悪役まで圧倒的な存在感で全うし退団していった愛月ひかるの功績をたたえて退団を惜しむ声を集めました。
そしてOGインタビューは、元雪組の娘役トップ、真彩希帆の登場です。退団後もその豊かな歌唱力で「ドン・ジュアン」で圧倒的な存在感を示した彼女、2022年は東宝ミュージカル「笑う男」から活動をスタートさせます。宝塚愛にあふれた在団時の思い出と今後の活動について、今号から新たに編著者に参加してくださることになった演劇ライター、橘涼香さんが詳しく聞いてくださいました。よそでは読めないエピソードもあってこれも必読です。
そのほか退団後のタカラジェンヌの活動をサポートする宝塚ライブネクストの今後の展開に対する考察はじめ、各組の公演評、新人公演評、OG公演評など宝塚ファン必読の記事が満載です。
©宝塚歌劇支局プラス 藪下哲司記