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Channel: 薮下哲司の宝塚歌劇支局プラス
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宝塚歌劇団作曲家、吉﨑憲治氏が「コロナ退治の歌」を発表(吉の字は正しくは土の下に口)

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宝塚歌劇団作曲家、𠮷﨑憲治氏が「コロナ退治の歌」を発表

 

「清く正しく美しく」や「TAKARAZUKA  FOREVER」の作曲で知られる宝塚歌劇団の作曲家、𠮷﨑憲治氏(写真1枚目)が、「コロナ退治の歌 BEAT CORONA SONG」を発表、19日、宝塚市内で会見、披露した。

 

新型コロナ感染拡大で、宝塚のみならず音楽業界も活動休止状態となり、𠮷崎氏も例にもれずステイホームを余儀なくさせらrれた。そんな状況を打破するために「何かできることは」と考えた結果、「やはり作曲すること」と原点に返り「大人も子供も歌えて、歌う人すべてが前向きに明るくなれるように」と作曲したのが「コロナ退治の歌」。

 

宝塚市の文化向上発展に寄与したとして𠮷﨑氏は、今年、宝塚市市民文化賞を受賞、8月にあったその授賞式で「コロナ退治の歌」制作を明かし、その後、CD(写真2枚目)が完成、この日の会見となったもの。

 

「コ、コ、コロナ コロナは敵だ…」で始まる歌は、作詞も𠮷﨑氏。懐かしい童謡を思わせるシンプルな歌詞と明るい曲調で、一回聞けば、子供も大人も口ずさめるやさしいメロディーだ。

 

CDは親子バージョン、子供バージョン、大人女声バージョン、英語バージョン、カラオケバージョンと5パターンあり、それぞれすでにYouTube(http://youtu.be/nwAleRK9WQU)にもアップされ、海外からも問い合わせがくるなど反響は上々。元雪組の尚すみれが振付したダンスバージョンも収録、近くアップされるという。「タカラジェンヌOGに頼んで歌ってもらおうかとも思ったのですが、子供たちやその親御さんたちに歌ってもらったほうが親しんでもらえるかと思った」と歌は知人のソプラノ歌手に頼んだ。逆にそれが耳に心地よい。

 

CDは音楽工房アルコの製作で、宝塚アンなど宝塚市内の書店などで発売中。𠮷﨑氏自ら宝塚警察や近隣の小学校や幼稚園などに出向いてプロモーションを行い、宝塚警察署では19日から休憩時間のバックグラウンドミュージックに使用されているという。

 

𠮷﨑氏がコロナの歌を作ったらしいという噂はすぐにタカラジェンヌOGの間で広まり、𠮷﨑氏が作曲を担当したバウ公演「ファルスタッフ」に主演した元専科の星条海斗(現りつこ)がさっそく協力を申し出てきたという。「宝塚歌劇団のなかで曲を作っている時とは全く違った反応があり、新しい世界が開けました」と手ごたえを感じている。「ヒットして利益が出たら、休業を余儀なくさせられている音楽業界や医療従事者のみなさんに全額寄付したい」とコロナ禍で苦境を強いられている仲間や関係者を気遣う。聞いていて元気のもらえる歌で、多くの人に聞いてもらいたいというより歌ってもらいたい歌だ。

 

CDの問い合わせ先はmarch@atelier-arco.comまで。

 

©宝塚歌劇支局プラス10月19日記 薮下哲司

 

 


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