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花詩歌タカラヅカ、今年は「ノバ・ボサ・ノバ」に挑戦!「宝塚歌劇講座」に早乙女わかば登場!

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  2018年5月14日 天満天神繁昌亭にて  撮影:永岡俊哉

 

 

花詩歌タカラヅカ、今年は「ノバ・ボサ・ノバ」に挑戦!

 

宝塚を愛してやまない上方落語家たちが宝塚の演目を台本通りに忠実に再現する恒例の花詩歌(はなしか)タカラヅカが、今年も13、14日の二日間、大阪・天満天神繁昌亭で、超満員の観客の爆笑の中、賑やかに開かれた。今回はこの公演の千秋楽の模様をお伝えしよう。

 

「ベルサイユのばら」「エリザベート」「ロミオとジュリエット」「ME AND MY GIRL」「風と共に去りぬ」と続いて、今年の演目はなんと無謀にも「ノバ・ボサ・ノバ」!会場には元専科で本家の「ノバ・ボサ・ノバ」のルーア神父役で出演したこともある名バイプレイヤー、未沙のえるさんや「ANOTHER WORLD」公演を終えて駆け付けた星組メンバーをはじめタカラジェンヌ、演出家の原田諒氏らの姿も見えるなかまずは本業の落語4題から幕開け。月亭天使や桂三金がタカラヅカネタで笑わせてくれたあと、笑福亭生喬は「ANOTHER WORLD」のストーリーのもとになった江戸落語「朝友」を披露。この落語は速記録しか残っていない珍しい落語だが、これを生喬が上方風に初披露、冥土で出会った康次郎とお里が生き返って結ばれるという筋立てを、新内を織り交ぜながら、硬軟自在に展開、本家「ANOTHER WORLD」の世界に誘ってくれた。

 

中入りのあと、いよいよ噺家たちによる「ノバ・ボサ・ノバ」の本番。波の音ならぬ三味線の音色に乗ってまずは紋付きに緑の袴の阿倍野こぶしこと真山隼人が「ノバ・ボサ・ノバ」の内容を浪曲で説明。なにしろ、噺家の得意とする、台詞がほとんどなく、歌とダンスだけで進行するミュージカルへの挑戦だけに、とりあえず冒頭でだいたいの内容を浪曲で説明してしまおうという狙い。

 

出演者には噺家としての名前のほかに「花詩歌タカラヅカ」用の芸名=ジェンヌ名があり、主演のソールに扮する桂あやめには逢阪夕陽。エストレリータの笑福亭生寿には高原らなといった具合。いつもより倍以上の稽古をしたという舞台は、手作りの衣装もそれなりに、振り付けも歌も一応、宝塚オリジナルの台本通り。みようみまねの踊りが、上手下手を通り越して、一生懸命に演じれば演じるほど、笑いをさそい、爆笑の連続と相成った。

 

それにしても出演者たちのオリジナルに対する研究心は半端ではなく、各シーンでポーズが決まると、客席からはやんやの喝采。中詰めの「キャリオカ」の場面では、客席からも掛け声がかかるなどおおいに盛り上がった。歌詞やカツラを飛ばすなど日常茶飯事、お経のような歌があると思えば浪曲のようにこぶしを効かせたり、およそ「ノバ・ボサ・ノバ」とは縁遠いのだが、演じている方が真剣なのが微笑ましく、失敗をネタにギャグにするのは噺家ならではの舞台度胸で、笑い転げているうちにフィナーレに突入。あやめが「シナーマン」を高らかに歌い上げるなか、全員の激しくもゆるいダンスで幕が下り、約一時間があっという間だった。

 

終演後は、劇場前で出演者が観客と記念撮影、最後まで大盛り上がりの「花詩歌タカラヅカ」だった。好評?のため7月16日には神戸喜楽館でアンコール上演、9月には初の東京公演が決まったという。ちなみに来年は「PUCK」が候補に挙がっているという。

 

©宝塚歌劇支局プラス5月14日記 薮下哲司

 

 

5月23日の毎日文化センター「宝塚歌劇講座」に元月組、早乙女わかばさんが登場!

 

◎…毎日文化センター(大阪)の5月23日(水)1時半開講の「宝塚歌劇講座」(講師・薮下哲司)のゲストに元月組の娘役スター、早乙女わかばさんをお迎えすることになりました。5月6日「カンパニー」東京公演千秋楽で退団したばかりの早乙女さんに退団を決意したきっかけや宝塚への思いなどをじっくりとお聞きします。通常は6回受講が原則ですが、特別にこの回だけの特別受講生(受講費3500円+消費税)を募集することになりました。受講希望の方は毎日文化センター☎06(6346)8700(平日10時から18時まで)にお問い合わせください。

 

 


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