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Channel: 薮下哲司の宝塚歌劇支局プラス
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和央ようか、3年ぶりディナーショーでワイルドホーンの新曲を披露

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和央ようか、3年ぶりディナーショーでワイルドホーンの新曲を披露

 

元宙組トップスター、和央ようかが12月14日、大阪・ホテルニューオータニで「和央ようかクリスマスディナーショー2017」を開いた。今回はこの模様をお伝えしよう。

 

退団後、毎年開いていたディナーショーだが、2015年にフランク・ワイルドホーン氏と結婚、ニューヨークに居を移したこともあって、今回が3年ぶりの開催。客席には和央が在団当時宙組組長だった出雲綾や和央の同期生たち、現役生では月組の紫門ゆりやの姿も見え、会場は華やかな雰囲気。

 

そんななか和央は、ストレートなロングヘアをなびかせて白のパンタロンスーツや背中が大きく空いた真っ赤なドレスなどさまざまな衣装に着替えながらのゴージャスなステージング。一曲目は「007シリーズ」最新作の「スカイフォール」の主題歌から。いきなり「This is the end」の歌詞から始まる意表をついた選曲だったが「英語の歌なので途中で歌うより最初に歌いたかった」と説明。二曲目は在団時のコンサート「Wing」の主題歌を歌い、客席は一気に盛り上がった。

 

3、4曲目のクリスマスソングメドレーですっかりクリスマスモードに入ったところで「ひとかけらの勇気」「ひかりふる路」と宝塚でのワイルドホーン氏の代表曲を続けて披露。新曲「ひかりふる路」はニューヨークの自宅でワイルドホーン氏が作曲していた時から聞いていて、「自然に口ずさんでいる自分がいた」ということでの選曲。望海風斗とは全く違った和央らしいムーディーな歌い方で、違う曲を聞いているようだった。

 

「虹の彼方に」をはさんで、再び夫君ワイルドホーンのメドレー。「ドラキュラ」から始まってサヨナラ公演だった「NEVER SAY GOODBYE」から数曲をメドレー、最後は同作から「One Heart」で締めくくった。この作品は、2006年の初演以来、再演されていないが小池修一郎氏のオリジナルミュージカルの集大成的な作品で、機会があればぜひ再演を望みたい作品のひとつだ。ワイルドホーン氏の珠玉の名曲ぞろいであることがよくわかる。

 

カーテンコールも「ジキルとハイド」から「This is the Moment」そして、今回のディナーショーの最大の目玉であるワイルドホーン氏が愛妻のために作曲したクリスマスソングの新曲「My Favorite Time of year」を本邦初公開。「一年中で一番好きな季節」という和央のためにワイルドホーン氏が心を込めて作曲したバラード風の新曲で一回聞いただけで口ずさめるメロディーラインはさすがだった。結婚してすっかり女らしくなった和央のしなやかな美貌が際だち、目に耳になんとも贅沢なディナーショーだった。

 

東京は18、19日にリッツカールトン東京で。和央はこのあとニューヨークに帰り2月に宙組20周年記念イベントに出演するため、再び帰国するという。

 

©宝塚歌劇支局プラス12月15日記 薮下哲司

 

 


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