真琴つばさがカリスマ弁護士に!WOWOWドラマ「イアリー 見えない顔」
オダギリジョー主演によるWOWOWのアーバンスリラー「イアリー 見えない顔」(毎週土曜午後10時)が8月4日からスタート、2回目放送直前の11日、大阪市内の映画館で1回目の披露試写会が行われ、弁護士、本田律子役で出演している元月組トップスター、真琴つばさが舞台あいさつに登壇した。
「イアリー―」は、見知らぬ隣家の住人の恐怖を描き、映画化もされた「クリーピー」の原作者前川裕氏の同名小説のドラマ化。今回も、オダギリジョー扮する大学教授、広川誠司の家の周囲で起きる不審な近隣トラブルが、何の関係もないと思われた大学の総長選挙の黒い闇に絡まっていくという異色の展開。6回シリーズのアーバンスリラーだ。
真琴は原作では「1ページぐらいしか登場しない役ですが、ドラマでは大きく膨らませて頂きました」というカリスマ弁護士役。「弁護士役って宝塚の元トップスターが演じるにはなんかぴったりのような感じじゃないですか。でもそれだけではこれまでと同じ、これはちょっと違うんです。でもいえるのはこの辺までかな」と意味ありげな笑顔。「毎回、ドラマが二転三転するのでお話するのが難しいのですが、第一回で登場した自分が、なぜあんなことを言っているのか、あとから考えると不思議な感覚」というからかなりジェットコースタードラマであることは確かなようだ。
ドラマがあまりに二転三転するので、「私生活でも他人を信用できなくなって、あの人、こう言っているけれど本心はどうなんだろうって」すっかりイアリー症候群になっているという。
退団後も舞台が中心でドラマは今回が5作目。本人は「3作目ぐらいかなあというほど」でキャリア的にもあまり印象深いものではなかったようだが、今回は「イッセー尾形さんとか共演者の方もすごい方ばかりで、お芝居の勉強にもなるし、面白くて、映像もいいなあと思いました」とすっかりドラマにはまったよう。「気を付けているのですがちょっと芝居がオーバーになるのは仕方ないですが」と笑わせながら「次はお好み焼き屋の女将さんなんてやってみたい」と意欲満々だった。
ドラマはオダギリのほか仲里依紗、黒島結菜といった旬のスターが出演、かっこいいパンツスーツ姿で登場する真琴のカリスマ弁護士が見ものだ。
©宝塚歌劇支局プラス8月11日記 薮下哲司